現在、健康志向が高まっており、ピラティスが人気になってきているのと同時に、職業としてピラティスインストラクターも人気が出てきています。
しかし、ピラティスインストラクターは儲からないと耳にした方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ピラティスインストラクターが儲からないと言われる理由と、収入を増やしていく方法について詳しく解説していきます。
もくじHeading
ピラティスの需要
ピラティスは近年、需要が急速に高まっているフィットネスの一つです。需要が高まっている理由について以下にまとめていきます。
- 健康志向が高まっている
- スポーツ選手や芸能人が取り入れている
- 年齢や性別を問わない
- 様々な施設で導入されている
- 手軽に始められる
健康志向が高まっている
現在、健康志向が年々高まっており、ストレス解消を求める人々が増加しています。特に、デスクワークやスマートフォンの使用が日常的になったことで、姿勢の悪化や腰痛、肩こりなどの身体の不調を訴える人が増えています。
ピラティスは、エクササイズに取り組むことによって、身体の不調に関する問題を解消することができる効果的な方法として注目されています。
スポーツ選手や芸能人が取り入れている
ピラティスは、筋力強化と柔軟性向上を同時に図ることができ、特に体幹の強化に優れています。体幹を鍛えることで、日常生活における姿勢改善や運動パフォーマンスの向上が期待でき、スポーツ選手や芸能人のトレーニングにも取り入れられています。
年齢や性別を問わない
ピラティスは年齢や性別を問わず、誰でも取り組むことができるエクササイズです。若者から高齢者まで幅広い年齢層が取り組みやすく、初心者でも無理なく始められるため、フィットネスの敷居が低いことも人気の理由の一つです。
自宅で簡単にできることから、忙しいビジネスパーソンや主婦にも支持されています。また、リハビリテーションとしても効果的で、怪我の予防や回復をサポートするため、医療現場でも取り入れられることが増えています。
様々な施設で導入されている
ピラティスは多様な施設で導入されており、フィットネスクラブ、病院、リハビリテーション施設、介護施設、そしてマタニティ向けの産婦人科など、様々な場所でその効果が活用されています。特定のニーズに対応した専門的なピラティスプログラムが提供されるようになっています。
例えば、産婦人科では妊娠中や産後の体調管理のために、介護施設では高齢者の機能維持や改善のために利用されています。
手軽に始められる
コロナ禍だったことにより、自宅でできるエクササイズの需要が急増し、オンラインでピラティスを学ぶ機会も増加しました。インターネットを活用したオンラインレッスンや動画配信サービスの普及により、手軽にピラティスを始められる環境が整っています。
ピラティスインストラクターの収入は?
ピラティスインストラクターは、世間的に見て収入があまり多くないというイメージがあります。しかし、指導歴や指導する場所、レッスン形式によって収入は大きく違ってきます。
それぞれの場合で、収入の違いについて見ていきましょう。
- 正社員
- フリーランス
- スタジオの開業
正社員
ピラティスインストラクターとして正社員で働く場合、収入は比較的安定しています。フィットネスジムなどの正社員として雇用されると、平均年収は300万~350万円程度で、月収にすると20~25万円です。
正社員のメリットとして、安定した収入と福利厚生、社会保険の完備があり、キャリアの初期段階や生活の安定を重視する人に最適です。
一方で、デメリットとしては、固定された勤務時間や場所に縛られるため、柔軟性に欠けることがあります。また。給与の上昇幅が限られていることが多いです。
フリーランス
フリーランスのピラティスインストラクターは、1レッスンごとに収入を得る形態が一般的です。1レッスンあたりの相場は3,000円~5,000円程度で、週に数回のレッスンをこなすことで月収が決まります。例えば、週に10レッスンを行うと、月収は12万~20万円程度になります。
メリットは、自分のペースで働ける柔軟性があり、好きな時間にレッスンを組むことができるところです。また、複数のスタジオで働くことで収入の増加が見込めるでしょう。
デメリットは、レッスン数や契約するスタジオの数によって収入が変動し、安定しません。社会保険や福利厚生も自分で手配する必要があるため、自己管理が求められます。
スタジオの開業
自身のピラティススタジオを開業すると、成功次第で高収入が期待できます。開業に必要な初期投資や運営コストはかかりますが、軌道に乗れば年収1,000万円以上も可能です。
生徒を安定して集めることができれば、正社員として働くよりも遥かに高い収入を得ることができるメリットがあります。自分のスタジオを持つことで自由度が高く、独自のプログラムを展開することも可能です。
初期投資や運営コストが高く、集客やマーケティング、経営管理のスキルも必要となるところがデメリットで、リスクも高いため、事前の準備と戦略が重要です。
ピラティスインストラクターが儲からないと言われる理由
ピラティスインストラクターが儲からないと言われる理由はいくつかありますが、主に考えられる理由を5つ紹介していきます。
- 競争が激しい
- 集客が難しい
- レッスン単価が低い
- 月間のレッスン数の限界
- 資格取得にコストがかかる
競争が激しい
ピラティスインストラクターの市場は競争が激化しています。多くのインストラクターが資格を取得し、新規参入者も増え続けているため、差別化が難しくなっています。特に都市部ではインストラクターの供給過多が顕著で、顧客を獲得するための努力が一層必要です。
この競争環境では、収入を安定させるためには高度なスキルとユニークなプログラム提供が求められます。また、個人で活動している場合は、SNSでの発信や独自のサービスを導入して差をつけることが必要になってくるでしょう。
集客が難しい
ピラティスの知名度がまだ低い地域では、新規顧客を獲得するのが難しいです。多くの人がピラティスの効果を理解しておらず、他のフィットネスプログラムと比べて優先順位が低いことがあります。
効果的なマーケティング戦略が必要となり、特にSNSや口コミを活用して信頼を築くことが重要です。集客がうまくいかないと、定期的な収入を得ることが難しくなります。
レッスン単価が低い
ピラティスのレッスン単価は他のフィットネスプログラムに比べて低いことが多いです。一般的なレッスン料金は1時間あたり3,000円~5,000円程度であり、これでは多くのレッスンをこなさない限り高収入を得るのは難しいです。
さらに、スタジオの取り分や経費を差し引くと手元に残る金額は少なくなります。そのため、多くのレッスンを提供しても収入が限られるのが現状です。
月間のレッスン数の限界
ピラティスインストラクターは、1日に提供できるレッスン数が限られているため、月間の収入も自然と限られます。特にフリーランスの場合、移動時間や複数のスタジオとの契約条件も影響するため体力的な制約やスケジュールの調整が難しいです。
また、スタジオの需要と供給のバランスによっては、希望するだけのレッスン数を確保できないこともあり、収入の安定化が難しくなるでしょう。
資格取得にコストがかかる
ピラティスインストラクターになるには、資格取得を必ずしなければならないわけではありません。しかし、資格を持っているインストラクターのほうが信用でき、安心してエクササイズに取り組めることは間違いないでしょう。
そのピラティスインストラクターの資格を取得するための費用は高額で、基本的な資格取得コースだけで20万円~50万円、さらに継続教育や追加の専門資格にも費用がかかります。
この初期投資は、多くのインストラクターにとって大きな負担となり、実際の収入が初期投資に見合うまで時間がかかるため、初期の段階で儲からないと感じてしまう可能性があります。
収入を高めていく方法
特にフリーランスのインストラクターやスタジオを開業する場合は、安定的な収入が得られない可能性があるため、常に収入を高めていく方法を考えていくとよいでしょう。
- イベントやワークショップを開催する
- SNSを活用する
- レビューや口コミを活用する
- オンラインレッスンを開催する
- パーソナルレッスンを開催する
イベントやワークショップを開催する
特別イベントやワークショップを定期的に開催することで、新しい顧客層を開拓し、収入を増やすことができるでしょう。
体験クラスやテーマ別のワークショップを通じて、ピラティスの魅力を伝えられます。このような機会を設けることで、初めての人でも気軽に参加しやすくなり、リピーターの獲得にもつながります。
イベントの開催は、既存顧客との関係を深めるとともに、新規顧客の興味を引く効果的な方法です。
SNSを活用する
収入を増やすためには、効果的なマーケティング戦略が欠かせません。特にSNSを活用し、自身のクラスやトレーニング内容を広く発信することで、多くのフォロワーを獲得できます。
インスタグラムではビジュアル重視の投稿を行い、信頼とファンベースを築き上げます。自分のブランドを確立し、集客力を強化することが重要です。
レビューや口コミを活用する
口コミやレビューを活用することで、新規顧客の獲得が容易になります。満足度の高いサービスを提供し、既存の顧客からの紹介や好意的なレビューを集めることで、信頼性を高めることが可能です。
特に、オンラインレビューサイトやSNSでの評価は、新規顧客に対して大きな影響力を持ちます。また、紹介プログラムを導入し、既存の顧客が新規顧客を紹介してくれた場合に特典を提供することで、口コミの広がりを促進します。
オンラインレッスンを開催する
オンラインレッスンを導入することで、物理的な制約を超えて収入を増やすことが可能です。ZoomやGoogle Meetなどのツールを使い、リアルタイムでのレッスンを提供することで、地域にとらわれず広範囲の顧客にアプローチできます。
さらに、録画したレッスンをオンデマンドで提供することで、受講生は自分のペースで学べるメリットがあり、継続的な収入源を確保できます。オンラインプラットフォームの活用は、現代のニーズに即した柔軟なアプローチです。
パーソナルレッスンを開催する
パーソナルレッスンは、インストラクターとして収入を増やすための効果的な方法です。一対一で指導することで、クライアントの個別ニーズに応じたトレーニングを提供できます。
パーソナルレッスンの料金はグループレッスンよりも高めに設定する場合が多く、1時間あたり5,000円~10,000円程度の収入が期待できます。
また、クライアントとの密なコミュニケーションを通じて信頼関係を築き、継続的な契約につなげることができます。パーソナルレッスンは、クライアントの目標達成をサポートすることで高い満足度を得られ、リピート率も高まります。
まずは小さく始めるのが第一歩
ピラティスインストラクターとしてのキャリアを始める際には、小さく始めることが賢明でしょう。
副業として、週末に身内や友人などを対象にレンタルスペースや自宅の一部を活用して少人数制のクラスを開講することで、初期投資を抑えながら経験を積むことができます。
また、オンラインレッスン取り入れることで、顧客層を広げられます。このアプローチにより、リスクを最小限に抑えつつ、徐々に顧客基盤を築き上げることが可能です。
ピラティスインストラクターは儲けることができる
ピラティスインストラクターは儲かるのかどうかについて解説してきました。ピラティス自体は需要がありますが、ピラティスインストラクターとして儲けていくには、競争の激しさや集客の難しさなどを打破していくことが必要です。
本業を手放してインストラクターとして活動するのが難しいと判断した場合は、週末に友人などを呼びレッスンをしたり、オンラインで副業をしたりして少しずつ小さく始めてみるのもいいでしょう。
インストラクターとして、収入を高めていく方法を実践して収入を高めていくことができれば、儲からないことはありません。闇雲に始めるのではなく、戦略を練っていきましょう。
この記事の執筆者
ピラティスリフォーマー比較サイト編集部
ピラティスリフォーマー比較サイトは、ピラティススタジオを経営する方に役立つ、最新のピラティスマシンや人気のメーカーに関する情報をご紹介するWebサイトです。ピラティススタジオのオーナーや元インストラクターが顧客満足度UPに繋がるおすすめマシンを徹底検証。ピラティススタジオを開業する上で必要な知識も紹介してまいります。
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