マシンピラティスはしんどい？つらいと感じる原因と対処法

マシンピラティスは、マシンのサポートで初心者でも簡単にピラティスが行えます。一方で、さまざまな理由から「しんどい」と感じる人も少なくありません。マシンを使用するたびにつらいと感じていては、効果的にトレーニングすることは難しいでしょう。

この記事では、マシンピラティスがしんどいと感じる原因と対処法について解説しています。ピラティスマシンを効果的に使うため、ぜひ最後までご覧ください。

マシンピラティスの特徴

マシンピラティスは、しなやかで安定した体をつくるために効果的なメソッドです。主に次のような専用器具を使ってエクササイズを行います。

• リフォーマー
• キャデラック
• チェア
• バレル

負荷の調節ができるマシンを使うことで、安全にトレーニングできるのが特徴です。体の動きをサポートしてくれるため、初心者やリハビリ中の人にも適しています。主にインナーマッスルの強化や柔軟性の向上が期待でき、筋力アップ、姿勢の改善などにも役立ちます。

体力レベルやニーズに合わせてトレーニングできるのも魅力です。そのため、アスリートから高齢者まで幅広い層に人気があります。

マシンピラティスがしんどいと感じる原因

マシンピラティスがしんどいと感じる原因には、主に次のようなことが挙げられます。

• 運動に慣れていない
• オーバーワーク
• マシンの使い方が間違っている

しんどさを感じている人は、自分に当てはまるところがないか確認していきましょう。

運動に慣れていない

ピラティスは体のコアを中心に、普段使わない筋肉を意識して鍛えるエクササイズです。そのため、筋肉の柔軟性や持久力が十分でない場合は、動きに負担を感じやすくなります。激しいトレーニングではないものの、運動に慣れていない人はきついと感じることもあるでしょう。

ピラティスでは、正しい呼吸法と姿勢を保つことが求められます。これも初心者にとっては難易度を上げる要因になりかねません。普段意識しない筋肉を使うことが多いため、トレーニングの翌日にはだるさを感じる人もいます。

オーバーワーク

マシンピラティスは負荷の調整ができるため、初心者でも始めやすいのが利点です。ただし、自分の限界を超えてしまえば、体に過度な負担がかかってしまいます。高すぎる頻度や自分に適していない強度でトレーニングを行うと、筋肉疲労が蓄積し、しんどさを感じる原因になるでしょう。

ピラティスを行うとスッキリするため、疲れに気づきにくいというケースもあります。オーバーワークを続けていると、ケガや不調を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

マシンの使い方が間違っている

マシンの使い方が正しくないことも、しんどいと感じる原因の一つでしょう。不適切な負荷や体勢でエクササイズを行うと、狙ったところに負荷がかかりません。そればかりか、体のほかの部分に過度な負担を与えてしまいます。

マシンを使用する際にフォームが崩れていると、肩や腰に過剰なストレスがかかり、疲労感が強まる場合があります。間違った使い方をしていると、腰痛や肩こりといった不調が悪化しかねません。

マシンピラティスのしんどさを克服する方法

マシンピラティスがしんどいと感じたら、適切に休息をとることが大切です。トレーナーの指導を受けながら正しいエクササイズを続けることで、しんどさが軽減されるでしょう。マシンピラティスがつらい場合には、次の方法を試してみてください。

しっかりと休息をとる

マシンピラティス後のしんどさを軽減するためには、適切な休息を取ることが重要です。トレーニング中に体にかかる負荷は、筋肉や関節にストレスを与えます。これらが回復するための時間を設けることで、筋肉の修復、強化を促します。

休息を怠って筋肉疲労が蓄積すれば、ケガのリスクが高まるだけでなく、ピラティス自体がしんどくなってしまうでしょう。意図的に休息日をつくるほか、質の良い睡眠をとることも心掛けましょう。

まずは継続してみる

最初はしんどさを感じても、ピラティスを続けることで体が徐々にその負荷に慣れていきます。トレーニングの継続で筋力や柔軟性が向上することで、動きが楽に感じられるでしょう。

継続によって呼吸法や姿勢を習得すれば、より効率的に体を動かせるようになります。

マシンピラティスの継続は、体力だけでなくメンタルの強化にもつながります。そのため、精神的なしんどさも軽減されていくでしょう。少しずつ体が変わり、成果が見えるようになるとモチベーションも高まります。

トレーナーのもとでトレーニングする

トレーナーは、一人ひとりの体力や柔軟性に合わせて適切なメニューを提供します。それによって、初心者でも無理なく効果的なトレーニングが可能です。正しい姿勢やマシンの使い方を学ぶことで、ケガなどのトラブルも防げます。まずは基本的な動きを教わりながら、自分の体について理解を深めていきましょう。

トレーナーの指導を受けるメリットは、しんどさを軽減することだけではありません。正しい動きを効率的に習得できるため、効果を実感するスピードも早くなります。

マシンピラティスはこんな人におすすめ

専用マシンを用いたピラティスは、次のような人におすすめです。

• ピラティス初心者
• 体の動きに制限がある人
• スポーツパフォーマンスを挙げたい人

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ピラティス初心者

マシンピラティスは、ピラティス初心者にこそおすすめです。マットピラティスに比べ、マシンが体をサポートするため、正しい姿勢や動作が習得しやすくなります。

負荷の調節ができるため、初心者でも安心してトレーニングを始めることが可能です。自分の体力、レベルに合わせながら、無理なくピラティスに慣れていくことができます。

体の動きに制限がある人

リフォーマーやキャデラックなどのマシンは安定性に優れ、可動域をサポートします。それにより、関節や筋肉に過度の負担をかけることがありません。リハビリ中や高齢者など、体の柔軟性が低い人でも、無理なく筋力アップが図れます。

妊娠中や病気療養中の人が取り入れられるのも魅力です。ただしその場合は、トラブル防止のため医師の許可を得て、専門家の指導の下でトレーニングを行いましょう。

スポーツパフォーマンスを上げたい人

スポーツをしている人がパフォーマンスを向上させたい場合にも、マシンピラティスは効果的です。

スポーツ選手は、コアの強化や、バランス、柔軟性の向上が求められます。そこでマシンピラティスを活用すれば、全身の協調性を高めることが可能です。

マシンの抵抗を利用したトレーニングは、筋力だけでなく、持久力やバランス感覚も鍛えられます。柔軟性や姿勢が改善されるため、怪我のリスクが減少し、長期的な競技パフォーマンスの向上につながります。

マシンピラティスの注意点

マシンピラティスを行う際は、次の点に注意しましょう。

• 独学だと難易度が高くなる
• すぐに効果は得られない
• 無理をしない

正しいフォームやマシンの使い方を知らないと、効果が半減するだけでなく、ケガのリスクも高まります。そのため、インストラクターの指導を受けることが重要です。

なお、すぐに目に見える効果を期待してはいけません。ピラティスは継続することで徐々に体が変わっていくため、焦らずに続けることが大切です。

体に負担をかけすぎると、逆効果になることもあります。自分のペースを守り、無理をせずに取り組むことが成功のポイントです。

マシンピラティスがしんどいときはトレーニングを見直す

マシンピラティスがしんどいと感じる場合は、「正しい使い方ができていない」「オーバーワークになっている」といった原因が考えられます。このような状態になったときは、トレーニングを見直しましょう。きちんと休息がとれているか、正しい姿勢になっているかなどを確認することが大切です。

独学で始めた場合、姿勢や呼吸の習得に時間がかかり、効果的にトレーニングできていないことが少なくありません。とくに初心者は、トレーナーの指導を受けて体の負担を軽減させるのがおすすめです。